博多もつ鍋 仙頭 vs 前田屋|塩と味噌を食べ比べたエンジニアの結論

博多もつ鍋食べ比べ|塩スープの仙頭と味噌スープの前田屋の鍋を並べた比較カット、ハシゴ旅の検証 旅行
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金曜日に有給を取得、仕事の引き継ぎを済ませて「どうかジョブがコケませんように」と祈りながら朝イチの飛行機に飛び乗る——そんなふうに始まる1泊2日の博多旅行で、もつ鍋を「塩」と「味噌」で食べ比べてきました。訪問したのは もつ鍋 仙頭 博多住吉店(塩)と、博多もつ鍋 前田屋 総本店(味噌)の2軒。どちらも博多もつ鍋の名店で、Google マップでも評判は高いです。

この記事は「博多でもつ鍋ハシゴするなら、どっちを選ぶべき?」という味の系統別の比較と、平日コードを書いているエンジニアが「1泊2日の弾丸グルメ旅」で訪問したリアルな所感をまとめたものです。週末旅を計画している方にも、検索でたまたま見つけてくれた方にも、お店選びの参考になればうれしいです。

結論を先に書くと、私は仙頭(塩)派に転びました。とはいえ前田屋(味噌)も「もう一度博多行く時にまた来たい店」です。理由はこの先で詳しく書いていきます。

先に結論|仙頭 vs 前田屋の比較表

項目もつ鍋 仙頭 博多住吉店博多もつ鍋 前田屋 総本店
看板スープ塩(透き通った上品系)味噌(濃厚・甘みあり)
もつの特徴炙りもつ(香ばしさ◎)プリプリ食感
変わり種具材ニラなしキャベツ・ニラ別皿追加あり
博多駅からの距離徒歩約12分(住吉エリア)徒歩約7分(博多駅東口側)
金土の予約難易度30分前の電話でも入れることあり開店直後なら飛び込みOK
合うお酒日本酒・焼酎ロックビール・ハイボール
ハマる人素材の旨みで攻めたい派濃厚ガッツリ満足したい派

「結局どっち1軒だけ行くべき?」という方には前田屋(味噌)を勧めます。博多もつ鍋のイメージに最も近い王道の味で、活きイカという強力なサイドメニューもあるので満足度の天井が高いです。「もう博多で味噌系は食べた」「もつそのものの旨みを味わいたい」という人には仙頭(塩)がおすすめです。

【1軒目・金曜21時】もつ鍋 仙頭 博多住吉店

博多もつ鍋 仙頭 博多住吉店の外観写真。金曜21時、博多駅から徒歩12分の住吉エリアにある路面店の店構えで、塩もつ鍋の名店として知られる仙頭の入口と看板が夜の街並みに浮かぶ一枚

金曜の朝に博多入りし、ホテルに荷物を預けてから博多駅周辺を散策しつつ夕方まで過ごし、21時にあわせてもつ鍋 仙頭 博多住吉店に向かいました。博多駅から徒歩12分、住吉エリアにある路面店です。

もつ鍋仙頭博多住吉店で味わう塩もつ鍋の鍋姿。透き通った塩スープにキャベツとねぎ、にんにくが浮かび、香ばしく炙ったもつがたっぷり並ぶ博多塩もつ鍋の名店の一品

予約は当日30分前の電話でも間に合った

仙頭は系列店がいくつかあり、博多駅前店は週末予約で埋まりやすいのですが、住吉店は当日30分前の電話で滑り込めました。博多駅から少し歩く分、観光客が分散するのかわかりませんが「穴場」枠だと思います。

金曜の21時入店で、店内は満席ではあるものの落ち着いた空気感。声を張らずに話せる距離感で、博多駅周辺をひと通り歩き回った身体をゆっくり休めるのにちょうど良かったです。

塩スープと炙りもつ|素材の旨みで攻める一杯

看板の塩もつ鍋は本当に上品な味でした。透き通ったスープにキャベツとねぎ、にんにくの風味が溶けていて、味噌や醤油のような派手な濃さで殴ってこない。もつの脂の甘さと旨みがダイレクトに伝わってくるのが塩スープの魅力です。

特徴的だったのが「ニラが入っていない」こと。博多もつ鍋というとニラとキャベツが鍋にもさっと盛られているイメージですが、仙頭の塩はニラの香りに頼らず塩スープともつで成立させています。最初に見たときは「あれ、ニラ忘れてる?」と思いましたが、食べ進めると意図がよく分かります。ニラがあると確実に塩スープが濁ってしまうんですよね。

もつは炙りもつを使用。表面が香ばしく焼かれていて、鍋でくぐらせるたびに香りが立ちます。途中で店員さんがスープの追加に来てくれるので、塩分が煮詰まる心配もせず最後まで楽しめました。

隣のテーブルが教えてくれた「レモンの引き上げ」

この日いちばん得した小ネタは、隣のテーブルの常連らしき方が教えてくれた「レモンは長く入れると苦味が出るから、香りが移ったら早めに引き上げた方がいい」というアドバイスでした。確かに皮の苦味がスープに移ってしまうので、塩スープを最後まで澄んだ状態で楽しみたい人は意識する価値があります。

こういう、ガイドブックには載っていない地元っぽい知恵を教えてくれる人に出会えるのが、住吉店のローカル感の良さでもありました。

シメは雑炊一択。塩スープの優しさが沁みる

シメは雑炊を選択。味噌や醤油の濃いスープで作る雑炊・ちゃんぽんは博多の定番ですが、塩スープで作る雑炊の優しさは別格です。卵を回し入れたタイミングで、もつの脂と塩がご飯にすっと馴染んで、これだけで一品料理として成立する完成度。

翌朝の胃のことを考えても、塩雑炊は重さが残らないのがありがたいところでした。次の日の朝活ができる重さです。

博多もつ鍋 仙頭の塩スープで仕上げたシメの雑炊、卵ともつの脂が馴染んだ一杯

【2軒目・土曜11時】博多もつ鍋 前田屋 総本店

博多もつ鍋 前田屋 総本店の外観。博多駅東口から徒歩7分の好立地にあり、土曜11時の開店直後に訪問した味噌もつ鍋食べ比べの2軒目で、仙頭の塩との比較対象となる人気店の店構え

土曜の朝はホテルでゆっくり目に起きて、11時の開店に合わせて前田屋へ。前日が塩だったので、この日は味噌もつ鍋で食べ比べます。博多駅東口から徒歩7分という好立地で、開店直後ならまだ並ばずに入れる時間帯でした。

博多もつ鍋 前田屋 総本店の味噌もつ鍋。もつ・キャベツ・ニラ・こんにゃくが盛られた具沢山の鍋で、濃厚な味噌スープの甘みとプリプリのもつ食感が楽しめる博多名物

開店直後の飛び込みでもすんなり入れた

土曜の11時、予約なしで直接来店。開店直後だったので一発で席を確保できました。前田屋は予約のハードルが高いと聞いていたので半信半疑だったのですが、ランチ帯の冒頭を狙えば飛び込みでもいけるのは覚えておきたい情報です。

店内は明るく開放的で、観光客と思しき外国人グループや1人客も入っていました。

味噌スープ+こんにゃくの相性が抜群

看板の味噌もつ鍋はまさに「想像通りの博多もつ鍋」を体現した王道の味。前日の仙頭が塩で上品だった分、対比で味噌の濃さと甘みが際立ちました。にんにく・唐辛子・味噌のコクで「ガッツリ食べたい日」の正解です。

具材で印象的だったのは、もつ・キャベツ・ニラ・エノキに加えてこんにゃくが入っていること。プリプリしたもつとの食感のコントラストがいいアクセントになります。キャベツとニラは別皿で追加がついてくるので、最初の盛りが減ってきたら好きなだけ足せる方式。量的にもしっかり満足できました。

前田屋総本店の看板メニュー味噌もつ鍋を真上から捉えた一枚。プリプリのもつにキャベツ・ニラ・エノキ・こんにゃくが盛られ、にんにくと唐辛子が効いた濃厚な味噌スープが博多の王道を体現

活きイカを頼まないと「もったいない」

前田屋に来たら絶対に頼みたいのが活きイカです。捌きたてのイカの透き通った身が美しく、コリコリした食感と甘みは「博多に来てよかった」と言わせる一皿。

前田屋総本店で食べた捌きたて活きイカの姿造り。透き通った身と整然と並ぶ細い切り込みが美しく、コリコリ食感と甘みが楽しめる博多の名物料理

面白いのが、活きイカのゲソと耳の調理法を「刺身・天ぷら・塩焼き」から選べること。1杯のイカで2度味わえるのはとても嬉しいです。私は刺身にしてもらいましたが、次に来る時は塩焼きを試したい。

活きイカのゲソと耳を刺身に仕立て直してもらった一皿。透明感のある身と細やかな包丁目が際立つ、博多駅徒歩圏グルメで味わった活きイカ料理の2度楽しめる醍醐味

シメはちゃんぽん麺で味噌スープを残さず

シメはちゃんぽん麺。コシのある太めの麺が味噌スープをよく吸ってくれて、最後の一滴まで楽しめます。仙頭の塩雑炊が「優しいフィニッシュ」だとしたら、前田屋のちゃんぽんは「がっつり締める」フィニッシュ。どちらが好みかは、その日の体力次第かもしれません。

食べ比べてわかった「塩 vs 味噌」の選び方

仙頭(塩)と前田屋(味噌)を続けて食べたことで、博多もつ鍋の味の系統別の「向き不向き」がはっきりしました。検索でこの記事に辿り着いた方は、ここを参考に1軒目を決めてもらえれば失敗しにくいはずです。

塩(仙頭)が向いている人

  • もつ本来の脂・旨みを真っ向から味わいたい
  • 濃い味は普段から控えめ。日本酒や焼酎ロックで合わせたい
  • 翌朝の胃に重さを残したくない(出張のついでに寄った人にも向く)
  • 「博多もつ鍋デビュー」は済んでいて、王道とは違う方向を試したい

味噌(前田屋)が向いている人

  • 「博多もつ鍋といえば味噌!」のイメージを思いっきり満たしたい
  • ビール・ハイボールでガッツリ飲みたい
  • 同行者が初めて博多もつ鍋を食べる(失敗のない王道を選びたい)
  • 活きイカや一品料理も含めた「コース体験」を楽しみたい

「両方ハシゴ」する場合の順番

1泊2日で両方行くなら、私が試した「金曜夜=塩(仙頭) → 土曜昼=味噌(前田屋)」の順番が圧倒的に楽でした。理由はシンプルで、濃い味の後に薄い味は物足りなく感じるから。塩→味噌の順で食べると、それぞれの個性をきれいに体験できます。

逆に味噌→塩でハシゴすると、2軒目で「あれ、ちょっと味薄い?」と感じるリスクがあります。塩の繊細さを正当に評価したいなら、塩を先に持ってくるのがコツです。

FAQ|博多もつ鍋 仙頭・前田屋に関するよくある質問

Q1. 仙頭と前田屋、1人客でも入りやすい?

どちらも1人客の入店は可能でした。ただ鍋自体が2人前からのオーダーになる店がほとんどなので、量を持て余す可能性はあります。1人前から対応してくれるかは事前電話確認が確実です。仙頭住吉店は地元客が多くて1人入りやすい印象、前田屋は観光客が多めなので「グループの中の1人」みたいな空気感です。

Q2. 価格帯はどれくらい?

もつ鍋単体は2人前で3,000〜4,000円台が相場。シメ・ドリンク込みで1人あたり5,000〜7,000円程度を見込んでおくと安心です。前田屋で活きイカを追加すると、2人で10,000円を少し超える計算になりますが、「博多遠征のメインイベント」としてはむしろリーズナブルに感じました。

Q3. ハシゴするなら間に何時間空けるべき?

同じ日にハシゴするのは正直キツいです。シメまで食べると鍋単体でかなりお腹いっぱいになるので、ハシゴするなら「夜→翌昼」のように食事を1回挟むのが現実的。今回の私のスケジュール(金曜21時=仙頭、土曜11時=前田屋)で約14時間空けていますが、それでもイカの追加でやや満腹でした。

Q4. インバウンド客が多くて入れないことはある?

週末の博多はインバウンド客で人気店が埋まりやすいです。前田屋の総本店は特に観光ガイドにも載っているので、土日のディナータイムは予約必須と思ってください。逆に平日ランチや開店直後を狙えば飛び込みでも入れる確率が高いです。仙頭は系列店が複数あるので、駅前店が満席でも住吉店・天神店などに分散できる強みがあります。

Q5. 仙頭と前田屋以外におすすめのもつ鍋店は?

今回行けなかった「醤油」系のもつ鍋として、おおやま・楽天地・笑楽あたりが博多もつ鍋の老舗としてよく挙げられます。塩・味噌は今回押さえたので、次の博多遠征では醤油系で3軒目の食べ比べをやる予定です。

まとめ|「もう一度博多に行きたい」と思える夜が確実にある

仙頭の塩は「もつそのもので殴ってくる」静かな名店、前田屋の味噌は「博多もつ鍋の王道を120点で出してくる」派手な名店。どちらが上というよりは、まったく違う体験を提供してくれる2軒でした。

個人的には、仙頭で隣のテーブルの方に教わったレモンの話と、前田屋で活きイカを刺身→ゲソ刺身と2段階で楽しんだ時間が、今回の博多旅で一番記憶に残っています。食べ物そのものより、その店の空気とそこで起きた小さな会話が、また行きたい理由を作るのだと再確認しました。

金曜の朝、引き継ぎを終えて飛行機に飛び乗って、塩と味噌のもつ鍋を食べ比べて、土曜の夜には自宅でブログを書いている——そんな1泊2日が成立する街は、なかなか他にはありません。次に博多に行くときは、醤油もつ鍋と屋台に挑戦して、また書こうと思います。

もしこの記事を読んで「Soma の他の旅行記事も読んでみよう」と思ってもらえたら、ブログ運営者としてこれ以上の喜びはありません。下に過去の旅行記事を並べておくので、よかったら旅の計画のヒントにしてください。

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