2026年10月、新婚旅行でフランス・パリへ向かう際、フィンエアー(Finnair)の成田→ヘルシンキ→パリ便を利用しました。成田からヘルシンキまではプレミアムエコノミー。長時間の移動が不安でしたが、実際に乗ってみると座席も食事も快適で、これまで利用した航空会社の中で一番良かったと感じました。
しかも、北極点付近の航路を飛んで記念の証明書を受け取り、窓から初めてオーロラを見るという思いがけない体験も。ヘルシンキでは乗り継ぎ時間を利用して市内観光を楽しめました。
この記事では、航空券の実際の料金・座席指定・プレミアムエコノミーの寝心地・機内食・オーロラ・乗り継ぎ・フィンエアーラウンジについて、夫婦2人の実体験と写真を交えて紹介します。
先に結論:特に良かったのは、足を伸ばして眠れる座席、見た目も味も満足した機内食、そして北極航路の景色です。乗り継ぎでフィンランド観光もでき、私たちにはとても満足度の高い移動になりました。オーロラは必ず見られるものではありませんが、見られたときの感動は格別でした。
※記載内容は2026年10月21〜22日に実際に利用した際の体験・予約金額です。運賃やサービス、ラウンジ料金、航路は便や予約時期によって異なります。
今回の搭乗便・座席と料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用日 | 2026年10月21日〜22日 |
| 予約先 | フィンエアー公式サイト |
| 購入時期 | 2026年6月 |
| 成田→ヘルシンキ | AY074/成田23:05発→翌05:55着(現地時刻) |
| ヘルシンキ→パリ | AY1577/16:10発→18:15着(現地時刻) |
| 長距離便のクラス・座席 | プレミアムエコノミー/23L(窓側) |
| パリ行きのクラス・座席 | エコノミー/25B |
| 往路航空券 | 299,300円/人 |
| 追加座席指定 | 10,040円/人(8月下旬に追加) |
| ラウンジ追加 | 165円/人(9月下旬に追加) |
| 合計 | 309,505円/人(夫婦2人で619,010円) |
上記の金額は私たちが購入した往路航空券と追加サービスの実例です。また、165円のラウンジ料金が誰でも提示されるとは限りません。予約条件・表示価格を必ず確認してください。
フィンエアーを選んだ理由
パリへ行く航空券を探し始めたとき、どこで乗り継ぐかを比較しました。その中で「せっかくならフィンランドにも行ってみたい」と思ったのが、フィンエアーを選ぶ大きな理由です。フィンランドの街の雰囲気を少しでも味わってみたかったこと、ほかの経由先と比べても自分たちの予算内で検討できたことが決め手でした。
単にパリへ着くだけでなく、乗り継ぎそのものを旅の一部にするという選び方です。実際、ヘルシンキ空港から市内までは電車で約30〜40分と移動しやすく、私たちはサウナ、街歩き、北欧ブランドのお店、サーモンスープまで楽しめました。もっと長く滞在したいと思うほどだったので、この経由地を選んで良かったです。
PR ヨーロッパ行きの航空券を探している方はこちら:
格安航空券エアトリ
プレミアムエコノミーは快適? 実際の座席レビュー
足元が広く、しっかり眠れた
長距離便の座席は23L。通常のエコノミーより横幅も足元もゆとりがあり、レッグレストで脚を上げられたのが特に快適でした。リクライニングも深く倒せたので、長いフライトでも実際にしっかり眠ることができました。
座席指定の前に、成田→ヘルシンキのAY74便でオーロラを見られる可能性を考えて、ChatGPTと左右どちらの窓側が良いか相談しました。当時は北極圏付近を通る航路を想定し、右側の窓(L席)が観測に向いている可能性があるという話になったため、右側を候補にしました。ただし、これは事前の予想であり、右側なら必ずオーロラが見えるわけではありません。
座席の列は22列と23列で迷いました。22列と比べて、プレミアムエコノミー最後列の23列なら後ろの人を気にせずリクライニングを倒しやすいと考えたためです。右側の2席並びである23J・23Lを候補にし、私が選んだのは窓側の23L。座席指定料金は1人10,040円でした。実際に搭乗してからも、後ろを気にせずリクライニングを倒せて、しっかり眠れました。さらに運よくオーロラも見ることができ、座席指定をして良かったと感じています。
フィンエアーの座席配置を調べたい方は、外部サイトのSeatmap.org「フィンエアーの座席表」も参考になります。機種ごとに座席の位置や並び方を確認できるので、窓側席や最後列を検討するときに便利です。ただし、同じ航空会社でも機材や座席配置が異なる場合があり、サイト側も掲載情報の正確性を保証しているわけではありません。実際に指定できる座席や料金は、フィンエアー公式の予約・座席指定画面で最終確認してください。
フィンエアー公式サイトによると、同社のプレミアムエコノミーは座席ピッチ約96.5cmで、標準的な同社エコノミーより約17.5cm広い設計。レッグレストと13インチ以上の個人モニターが用意されています(公式の座席仕様)。なお、座席ピッチは座席の前後間隔であり、足元の空間そのものの長さではありません。
日本語対応のモニターが便利
個人モニターは日本語に対応し、フライトマップや到着予定、食事が出るタイミングなどを確認できました。映画やゲームもあり、寝られない時間も退屈しにくい内容です。窓の外の様子とマップを交互に見ながら、飛行経路を追うのも楽しかったです。

マリメッコのアメニティも充実
座席にはマリメッコデザインのブランケットやネックピローが用意されており、長時間のフライトでも休みやすい環境でした。ブランケットとネックピローは機内で利用する備品で、持ち帰り用ではありません。一方、持ち帰ることができたのはマリメッコデザインのポーチに入ったアメニティセットです。ポーチにはアイマスク、耳栓、歯ブラシ、歯磨き粉などが入っていて、長距離移動で使いやすい内容でした。こうした北欧らしいデザインのグッズも、フィンエアーならではの楽しみでした。


機内のトイレも清潔感がありました。唯一気になった点を挙げるなら、利用するトイレが後方のエコノミーエリアを通った場所にあり、席から少し遠かったこと。ただ、私には大きな不満ではありませんでした。
機内食は見た目も味も満足
最初の食事はサーモンを選択
私たちが搭乗した便ではメイン料理を2種類から選べ、夫婦ともにサーモンを選びました。いただいたのはサーモンのグリルにアーモンドバター、赤ワインとハーブのソースを合わせ、ポテトや野菜を添えた料理です。食器や盛り付けもきれいで、機内食とは思えないほど食欲をそそられました。味も満足でき、長距離フライトの楽しみのひとつになりました。


なかでも個人的に一番美味しかったのが、冷たい前菜のローストビーフのタルタル(マッシュルームとディル添え)です。今でも印象に残っている料理のひとつ。お肉の味や盛り付けに満足でき、最初から「この航空会社を選んで良かった」と感じました。
朝方の2回目の食事も美味しい
食事はフライト中に2回提供されました。朝方の食事はフルーツが付いていたのが嬉しかったです。夜の長時間移動で疲れていたところに、フルーツがあると食べやすく感じました。

ブルーベリージュースや軽食も
フィンエアーといえばブルーベリージュースも楽しみにしていたもののひとつ。実際に飲めて、フィンランドらしさを感じられました。ミニプレッツェルなどの軽食もあり、食事以外のサービスも楽しめました。

北極点付近を飛行! オーロラを初めて見た
記念の「Northern route diploma」を受け取った
今回のフライトで驚いたことのひとつが、北極点に非常に近い場所を飛行したことです。飛行後、客室乗務員の方から「The Northern route diploma」という記念の証明書をいただきました。

証明書に記載された緯度は北緯88度31分。北極点そのものの北緯90度ではなく、北極点付近を通る航路だったことが分かります。普段なかなかできない体験で、証明書も旅の良い記念になりました。
窓からオーロラが見えた
実は、今回右側の窓側席を選んだ理由のひとつが「運が良ければオーロラを見たい」という希望でした。北極点付近に近づく前後は、窓の外に緑の光が現れないか、ずっと気になっていました。
そして、幸運にも機内からオーロラを見ることができました! 初めて見るオーロラだったので、本当に興奮しました。写真は暗く写っていますが、緑色の光が見えたときの感動は今でも覚えています。

注意:オーロラは自然現象のため、同じ便や同じ窓側を選んでも見られるとは限りません。右側の座席が常に有利という保証もありません。航路、天候、雲、月明かり、太陽活動、機内の照明などによって見え方は変わります。
ヘルシンキで約10時間の乗り継ぎ・市内観光
ヘルシンキ到着予定は早朝5:55、パリ行きの出発予定は16:10。予定時刻の差は約10時間15分です。ただし、入国審査・市内移動・再出発前の保安検査に必要な時間を除くため、観光に使える時間はそれより短くなります。
入国審査では、EU・シェンゲン圏での滞在日数や行き先、旅行の目的などを質問されました。私たちはパリとローマへ旅行する予定だったので、その内容を説明しました。短い乗り継ぎでも入国審査が必要な場合があるため、旅程を説明できるようにしておくと安心です。
ヘルシンキ空港から市内へは鉄道で一本。私たちが移動したときは約30〜40分で、とてもアクセスしやすい印象でした。空港内の案内表示も分かりやすく、乗り継ぎ自体で大きく迷うことはありませんでした。
今回はサウナや市内散策、お土産探し、サーモンスープを楽しみましたが、正直なところ時間は足りませんでした。短い滞在でもフィンランドを味わえた一方、次はフィンランドそのものを目的地にして訪れたいと思いました。
ヘルシンキ空港のフィンエアーラウンジを165円で体験
利用したのはシェンゲンエリアのラウンジ
パリ行きの出発前には、フィンエアーのラウンジを利用しました。予約管理画面で追加できた金額は1人165円、2人合計330円。あまりに安かったので、ラウンジを体験する良い機会だと思い追加しました。
搭乗券に記載されていたのは「ゲート21付近・セントラルプラザの3階」のラウンジです。フィンエアー公式案内でも、シェンゲンエリアのラウンジはゲート21付近の3階と説明されています(フィンエアー公式ラウンジ案内)。非シェンゲンエリアのラウンジとは別なので、場所を間違えないように注意が必要です。
入口の自動改札で入れず、スタッフカウンターへ
少し迷ったのは入室時。入口の改札で搭乗券をかざしても通れず、「違うラウンジに来てしまったのかな?」と不安になりました。結局、スタッフのカウンターで搭乗券を読み取ってもらうと入室できました。なぜ自動改札で通れなかったかは分かりません。同じ状況になったら、無理に別の場所を探す前に受付スタッフに確認すると良さそうです。
料理より飲み物が充実。混雑には注意
観光を優先したためラウンジの滞在は約20分。私たちが利用した時間帯はかなり混雑していて、座席を見つけるのがやっとでした。食事は野菜を使った料理が中心という印象で、品数は想像していたほど多くありませんでした。一方で、お酒などのドリンクは種類が豊富でした。




今回は165円だったので、十分に満足できました。ただし、普通の有料ラウンジ利用として高い金額を払うなら、混雑状況や滞在できる時間を考えて判断したいとも感じました。165円はあくまで私たちに表示された予約時の価格で、公式の一般料金ではありません。
ヘルシンキからパリは通常のエコノミー
次のAY1577便はエコノミークラスでした。3列並びの座席で、私たちが乗ったときは隣が空いていたため、比較的ゆったり過ごせました。搭乗券上の運航会社はJettime A/Sで、フィンエアーの便名で販売されるフライトでした。
ヘルシンキでシェンゲン圏への入国審査を終えていたため、パリ到着時には改めての入国審査はなく、預け荷物の受け取りもスムーズでした。運用や検査は旅行条件によって変わるため、実際の移動前には最新の案内を確認してください。
フィンエアーのメリット・注意点
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| プレミアムエコノミーの座席でしっかり眠れた | エコノミーとの価格差は予約時期によって異なる |
| 機内食の味・見た目が良かった | 窓側指定など追加料金がかかる場合がある |
| オーロラや北極航路など特別な体験ができた | オーロラは見られる保証がない |
| ヘルシンキ市内観光を組み込めた | 乗り継ぎ観光は入国審査や戻る時間の確保が必要 |
| ラウンジをお得な追加料金で体験できた | ラウンジは時間帯によって混雑する |
まとめ:またフィンエアーでフィンランドに行きたい
今回の成田→ヘルシンキ→パリ便は、私にとってこれまで利用した航空会社の中で最も満足したフライトになりました。プレミアムエコノミーの座席は想像以上に快適で、機内食やアメニティも充実。何より、北極点付近の飛行証明書と、初めて見たオーロラは忘れられない思い出です。
フィンランドは乗り継ぎだけでは時間が足りず、もっとゆっくり観光したくなりました。次にヨーロッパへ向かうときもフィンエアーは有力候補ですし、今度はフィンランドを目的地にして訪れたいと思っています。
航空券が安いわけではありませんが、長距離便での休みやすさや旅そのものを楽しめる点に価値を感じる方には、プレミアムエコノミーを検討してみてほしいです。価格差はその都度確認しながら、自分に合った座席と旅程を選ぶのがおすすめです。
航空券の料金・運航時刻・サービス・ラウンジ利用条件は変動します。予約前にはフィンエアー公式サイトで最新情報をご確認ください。


